≪経歴≫ 全国紙記者、資格予備校勤務を経て岡山で個人塾を主宰。東大、阪大、北海道大、広島大、岡山大…、高校入試でも朝日、城東、一宮、就実(ハイグレード、アドバンス)、明誠(特進)など多数の合格者を輩出。蒜山出身。広島大卒。 |
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≪メッセージ≫ 子どもたちには無限の可能性があります。 10年前の10月。高校2年の男子生徒が訪ねてきました。聞けば、神戸大に行きたいとのこと。ある高校の普通科で360中350位くらい。簡単な数学の問題が解けませんでした。結論からいうと、センター試験(共通テストの前身)の国語で失敗し、岡大経済に進学しました。何か変ですよね。 入塾後、彼は猛勉強をはじめました。1年後、3年生の秋。模試の結果を見せてくれました。そこには360人中の2位と記されていました。「???」。「これだれの?」。思わずそんな言葉が出てしまいました。すべての科目で偏差値72-80が並ぶ成績表を見て、「おかしいだろ」「そんなバカな」「なんでそうなるの?」…。こんな賛辞が次から次に湧いて出ました。高校生の可能性を見せつけられました。 「ユメタン」100回、「0から始めて100までねらえる」(数学1A,2B)40-50回、ゴロゴ古文単語30回…。圧倒的な勉強量が限界を突き破った。 もちろん、みなさんの中にもとんでもない可能性が眠っています。そう信じています。 これを読んでいる生徒たちに伝えたいのは、目標を明確にイメージできたら、一気に元気に楽しく勉強してほしいということ。ずっとずっと何年も無理な勉強はしないでほしい。そんな勉強を続けていたら、心の体力がなくなり、次の壁を越えられなくなってしまいます。今は次の壁に挑戦するための準備期間でもあるんです。もし、あなたに聞きたい。本気になれれば、1年で何でもできるんじゃないんですか。2年もやれば、難関高校、中3~高3の4年間でどんな難関大でも合格できるんじゃないんですか。 保護者の方に伝えたいことは、子どもたちに無理をさせないでほしいということ。目の前の壁を越えないといけないという現実はわかります。しかし、そんな中でもい、たくさん話をし、経験を増やし、健康や元気を最優先してほしいということです。放っておいても子どもたちはやります。無理してやらされ続けると、自分で考える力が奪われ、心のエネルギーを奪われ、楽しさをなくし、次の壁の前で立ちすくむだけになってしまいます。最終的にその壁は彼ら一人でしか登ることはできないんです。もちろんその壁を越えられない場合もあるでしょう。しかし、人生はそこで終わりじゃなく、本当に必ずその経験が生きる時がきます。そんな壁の一つや二つでその人の価値が決まることはありません。そういう視線で子どもたちを見守ってほしいです。 |
≪趣味≫ スキー、魚とり、山歩き、読書(特に横山秀夫のミステリが好きです) |